公園で、2歳の息子を、セーフティコーンから引っ張り出した話
先日お友達と公園に行った。
それぞれ2歳のスーパーやんちゃな男の子を連れて。(うちは2歳ヤー坊に加え、4ヶ月のエー坊もベビーカーで引き連れて。)
子ども達遊ばせながら、ベンチでコーヒーでも飲んで喋りたいね~
パン買って、ピクニック気分でも味わおうか~
、、、
なんて打ち合わせしてた前日。
あの日の私たちに言いたい。
2歳のスーパーフリーボーイズ引き連れた公園で、そんな優雅な時間があると思うな!と。
とにかく外に出ると、どうして子どもはああも走り回るのか。
挨拶もそこそこに、それぞれの息子を追いかけ回すのに必死!!
高い滑り台に登ってはヒヤヒヤさせられ、
ブランコはまだ一人じゃ乗れないのに、
俺は出来ると過信している2歳児を止めるのは容易ではなく、
お砂場ではなぜか靴を脱ぎだし、、
とにかく親同士がゆっくり話す暇なんてないのだ。
そろそろお昼ごはんにしようと、パンをあげてみても、
一口かじっては走りだし、
また一口かじっては走り出す。
無限ループ。
それぞれ自分の息子たちに、
「もう食べないの!?もうご馳走さまね!?」
と何度も確認し、
最終的には、子どもが残した少しヨダレのついたパンを自分の口に押し込んで、お昼ごはん終了。
あぁ、優雅なコーヒータイムはどこへ、、。
でも、やっぱりお友達と来る公園は楽しい!
それぞれの世界観の中で遊んでいても、
たまにキャッキャと追いかけ合ってみたり(可愛い)、
たまに砂をかけあってみたり(激しい絡み)、
たまに滑り台で衝突してみたり(コラコラコラ!)、
見ていて微笑ましい。
ハラハラもするけど。
うちのヤー坊は最近「アリ」と言えるようになって、
とにかくアリさん探しに精を出す。
ハットを被って、
地面に這いつくばってアリを探す姿は、
昆虫博士さながらなのだ!
「あれー!アリー!いなーい!、、
あった!!」
と、夢中になっている姿は、子どもらしくて可愛い。
服が砂だらけだけど。
いいんだよ、いいんだよ、
母ちゃん洗うからさ。
気にしないでアリさん思う存分探すがいいさ。
でも食べるんじゃないよ。
おおらかな気持ちで
昆虫博士ヤー坊を横目に、
そろそろ帰り支度をしようとエー坊の身支度を整えていた。
ふと振りかえると、
あれ?ヤー坊は??どこ???
見渡してみると、
倒れたセーフティコーンにトンネルのごとく上半身を突っ込み、
足だけ出てるヤー坊発見!!!
「あれー!アリー!いなーい!」
ちょいちょいちょいちょい!
待て待て待て待てーーーぃ!!
なんという探求心!
2歳児は、どこまでもまっすぐで好奇心旺盛で
一生懸命なのだ。
でも、それは勘弁して!
よしておくれよ。
「ヤー坊!いないねー!そこにはアリさんいないねー!!」
完全に昆虫博士と化したヤー坊を
セーフティコーンから引っ張り出す。
まさか我が子をセーフティコーンから引っ張り出す日がくるとは。
昆虫博士の母ちゃんも、らくじゃないぜ。
またひとつ、逞しい母にしてくれて、ありがとうヤー坊。
色々すったもんだはあったけど、
やっぱり外はいい!
広くて嬉しいよね!
また今度来ようね!
そして、いつか必ず、
親だけでカフェでも行って、
優雅なティータイムも確保しようね~!