テンテコmyブログ

3人の子育てで、てんてこ舞いな毎日。そんな日常のアレコレを綴っています。

最近少し反抗的になってきた娘が言い返してきた言葉に、は?ってなった話

2年生になった娘チーは、
まだまだ甘えん坊なところも沢山あるが、
最近は少し親に反抗したい気持ちも出てきたようだ。



「こちょこちょして~」と膝にのっかってきたかと思えば、



「ちょっとこれから一人の時間ね」とか言って、Switch片手に別の部屋に行ったりする。



「ママと寝たい」と、布団に潜り込んできたりもするけど、



自分だけの部屋が欲しいとも、時々言ったりするようになった。



もう幼児ではないけど、
なんとなく少女というイメージよりかは
幼い感じがしてしまう、
微妙なお年頃。



たぶん、プチ反抗期なのだろう。
イライラしている時も増えたような気がする。



早く遊びに行きたいのに、宿題が思うように進まないときとか、



テレビに集中したいのに、ヤー坊がうるさいときとか、



親に早く早くと行動を急かされたときとか、、



気持ちはわかるけど、親だって人間。
そんなチーの態度に、こちらまでイライラしてしまうことだって、よくあるのだ。




あの日もチーはイライラしていた。
たしか、公園に遊びに行く前に、
ちゃんと明日の時間割を見て準備しなさいと、私に言われたから。



「わかってるってば!」と言い返してきた
チーの顔をみて、私はハッとした。



、、、ハナクソついてる、、、



右の鼻穴に、ハナクソそよいでるぅ!!!



これからチーは公園に行って、お友達と遊ぶんだ。
これは親として、チーの名誉のために、
きちんと言ってあげなくちゃ!
ちゃんと伝えることこそが、愛。



私は勇気を出して、
絶賛イライラ真っ最中のチーに言ったんだ、
「ハナクソついてるよ、右。」って。



一瞬の気まずい沈黙のあと、チーは言った。



「、、、、育ててるの。」



、、、、「は?」



「だから、ハナクソ鼻の中で育ててるんだって!」



は?



何度聞いても、は?となる。
パードゥン?だ。



でも、それが、チーの精一杯のベストアンサーだったのだろう。



イライラした態度をとっていた手前、
素直になれないあの気持ち。



本来なら、
恥ずかしくて笑って誤魔化したいけど、
引くに引けないチーなりのプライド。



そこで捻り出した言葉が、
「育ててるの。」



ほぉぉ~ん。
やるやんけ、チー!



私は、そのチーの答えに、
きらりと光るセンスを感じたのだ!



そして、照れ隠しで逆ギレ気味なチーを、
可愛らしく思った。



「そっか、育ててたのかぁ」と、私は答えた。



正解なんてないけれども、



「ハナクソとりなさい」でも、
「おバカな事言ってんじゃないよ」でもなく、



「そっか、育ててたのかぁ」と
咄嗟に答えた自分、それで良かったと思う!



これでチーのプライドを傷つけずにすんだかな。



そのあとこっそり、
チーがちゃんと鼻掃除をしていたこと、
母ちゃんは知ってるよ。



チーの可愛いプライドと、
ワードセンスを垣間見れて、
面白かったあの日。



これから迎えるであろう本格的な反抗期も、
あの日みたいに、
少し面白がれる余裕を持てたらいいなぁと
思った。