テンテコmyブログ

3人の子育てで、てんてこ舞いな毎日。そんな日常のアレコレを綴っています。

公文体験教室で、娘が大泣きした日のことを、私は忘れないだろう

長女チーが幼稚園年長組だった頃。
夫はチーに、何か習い事をさせたがった。



既にスイミングを習っていたし、
別にそれだけでいいんじゃないの~と
私は思っていたが、



とりあえず見学だけでも行ってみようという
ことになった。



スイミングが運動系だから、
そうだ、公文にしよう!



だってほらさ、
「やってて良かった公文式」って
言うじゃない!



単純な理由で、公文の体験に
行ってみることに。



私自身、公文に通ったことが無かったから、
全然詳しいことを知らずに行ったが、



塾とは違い、自分でプリントを
やりまくるみたい!



さらに、公文は、行く教室·先生によって、
かなり雰囲気が違うということもママ友から聞いた。



いざ体験に行ってみた公文は、残念ながら、
チーには合わなかったようだ。



少しピリッと怖そうに見える先生、
黙々とプリントを解く子どもたちが大勢いる
教室の空気感、、、



チーがその雰囲気に、ビビってしまっていることは、親の目から見て一目瞭然だった。



誤解してほしくないのは、
公文にも色々な雰囲気の教室があること。



そして、私たちが体験に行った所が
悪いというわけではなくて、
ただチーには、合わなかったということだ。



試しに、私と離れて、簡単なプリントを
やってみようという流れになったのだが、



チーはその空気に堪えきれず、私のもとへ
戻ってきて、わんわん泣き出してしまった。

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先生も困惑している。
他の生徒さん達にも迷惑がかかる。



何よりもチーが楽しめないでいる。
意味がない。
帰ろう。



先生に謝って、車に戻った。



帰りの車の中の雰囲気は、すごく暗く
どんよりとしたものだった。



私は、
「別に習わせなくてもいいんじゃないの~」って思ってたくせに、いざこうなってみると、
自分でも意外な程、落ち込んでいたのだ。



親のエゴで、チーを泣かせてしまった。
チーが自信を無くして、傷ついてしまったかもしれない。
でも、あんな泣くことでもないんじゃない?
チー、ずっとこんなに弱い子だったらどうしよう、、
そもそも、なんか夫にイライラしてきた、、!



悶々と色々考え出しちゃって、無言で
ハンドルを握っていた私。



その時、後ろのチャイルドシートから、
微かに、でも確かに、
聞こえたんだ、、、、



「、、、♪くもん、泣くもん♪、、、」



は、、、ちょっ、、今、なんて、、、!?



「♪くもん、泣くもん♪」



う、嘘だろ、、、、



さっきまで、しくしく泣いて、
テンションダダ下がりだったはずのチーが
急に歌ったんだ。



しかもそれは、あの有名すぎるCM、
「♪くもん、行くもん♪」の替え歌バージョン!



まさかの!



「♪くもん、泣くもんっ♪」



、、、、、いいじゃんか!!!!



素晴らしくいいよ、チー!!!



最っ高のセンスだよ!!!!



さっきまでのどんよりした空気はどこへやら、
私もチーも大爆笑!



二人で、何回も、♪くもん、泣くもん♪と
歌いながら帰った。
あの車内が懐かしい。



小学2年生の今も、習い事はスイミングだけ。



もちろん、勉強はできるに越したこと無い!
それは絶対にそうなんだけど。



プリントで丸を貰えることよりも、
私としては、あの時♪くもん、泣くもん♪と
歌って笑えたユーモアを、大切にしてほしい。



壁にぶつかっても、立ち直れる強さを、
身に付けてほしい。



あの公文の体験教室に行った日は、
思いがけず、とても思い出に残る一日となった。



、、、あぁ~、でも、
足し算でまだたまに指を使ってるチーが、
母ちゃん少し心配だけどね、、、ガンバれ!!