今晩のおかずを冷凍餃子にしたわけ
やりたいことは沢山あるけど、毎日時間が足りなくて、気持ちばかり焦ってしまう。
これじゃよくないよなぁ~
私の要領が悪いのか。
それとも、そんなつもりはないけれど、
実は子育てを理由に、もっともっと頑張れるはずなのに、忙しぶってるだけなのか。
んー、なんだかなぁ。
だったら、1日くらい掃除機をかけなかったり、
ご飯は作らずに買ったりすればいいのに、
そこまで割りきれない自分の性格が、
さらに自分を追い込む。
たまには一人で、なーんにも考えずに、
ぼーっとしたい、、
そんな事を考えていた私に、ママ友から写真が送られてきた。
ママ友の息子で、うちのヤー坊にとってのはじめてのお友達でもあるRくん。
Rくんが、幼稚園の制服を着ている写真だった。
今日からRくんは、幼稚園に通いだしたのだ。
幼稚園初日の朝、園に送り届けたママ友からのLINEには、「涙が止まらない」とあった。
わーかーるー!
わかるよー、その気持ち!!
そのLINEを見たとき、私も、1番上の子チーを、初めて幼稚園バスに乗せたときの気持ちを思い出していた。
あれは今から4年ちょっと前。
小さな胸に期待とドキドキをいっぱい詰め込んでバスに乗り込んだチー。
「いってらっしゃい」と手を振る私を振り返り、チーは驚いていた。
「あれ?ママは行かないの?」言葉にはしなくても、そう思っていることは、チーの顔を見たら手に取るようにわかる。
前々から伝えてはいたけど、彼女はきっと、その時初めて心から理解したのだろう。
今日からは自分一人で行くということを。
ママと離ればなれになるということを。
その時のチーの驚きと不安が入り交じったような表情を、私はたぶん一生忘れないと思う。
チーが幼稚園に行っている間、私は気が気ではなかった。
泣いてないかな?
自分で上靴履けてるかな?
お友達と笑ってるかな?
あんなに、一人の時間が欲しいと思っていたのに。
やっとゆっくりできると喜んでいたのに。
実際は、幼稚園でのチーの姿を想像しては、いてもたってもいられない気分で、なんにも手につかないのだ。
今、Rくんのママは、あの時の私と同じ気持ちを感じているんだな。
痛いほど、気持ちわかるよ。
だって、生んでから今までずっと、ずーっと一緒に過ごしてきたから、
そりゃもちろん、楽しいばかりじゃなくて、
しんどい日だってあったけど。
雨の日なんて、どこにも遊びに行けなくて、どうやって過ごそうかと頭を抱えたりもした。
どんどん自我が芽生えて、思い通りに動いてくれない子供に、イライラだってしたし、
お互い泣いた日だってあった。
でも、いざ一人になってみて、静かな静かな部屋で思い出すのは、楽しかったことばかり。
一緒にお散歩に行って、毎日近所の犬を見に行ったこと。
パパを送り出してから、二人で秘密のお菓子パーティーをしたこと。
いつも行ってた公園で、初めて滑り台を一人で滑れた日のこと。
二人ともパジャマ姿のまま、思う存分ダラダラして、ニコニコご機嫌だった日のこと。
あぁ。
なんて大切で愛おしい日々だったんだろう。
一人になってみて、改めてそのことに気付く。
子供と24時間一緒に過ごせる時期なんて、振り返ってみれば、思っていたよりも短い。
そしてその時期には、もう戻れない。
私は4年前、それを身をもって経験していたのだ。
、、、、それなのに。
最近、2歳のヤー坊と6ヶ月のエー坊との時間を、どう潰そうかと考えたりしていた。
一人になりたいと思っていた。
人間だもん、疲れる時もあるし、
気分がいまいち乗らない日があるのも当たり前だけど、
私、今を大切に過ごしてるかな?
4年前、チーが教えてくれた、「今って、かけがえのない時間なんだ」ってことを、忘れかけてないかな?
今朝、RくんのママがくれたLINEが、その大切な事を思い出させてくれた。
秋から、ヤー坊も幼稚園に通うことが決まっている。
あと数ヶ月という貴重な時間を前に、その事を思い出せて良かったな。
たくさん笑ってたくさん遊んで、たまには一緒にダラダラしながら、
とことん子供達と向き合おう。
とことんどっぷり子育てをしよう。
よーし。
そうと決まれば、今日のメインのおかずは冷凍餃子に変更だ!
ねぇヤー坊エー坊!
とりあえず今から、一緒にお散歩に行こうよ。